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JAIセミナー 2022

JAIセミナー2022

毎回ご好評頂いておりますJAIセミナー(当社独自セミナー)を、3年振りに開催いたします。
JAIセミナーは、当社装置のユーザ様より講師をお招きし、分析事例や応用例をご紹介いただいております。

一企業の領域を超えた宣伝色の薄いセミナー内容は、ご来場者様に毎回大変ご好評いただいております。
今年は下記2会場にて開催予定。参加費は無料ですので、是非ご参加ください。
尚、新型コロナウィルス感染対策を十分に実施させていただく関係で、席数に限りがございますこと、ご了承ください。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。 
 
 

 
 
 


 
【日時】2022年11月25日(金)13:00~17:00
   (受付開始 12:15~)
【会場】ミーティングスペースAP新橋
    東京都港区新橋1丁目12-9 
    新橋プレイス 3F  地図はこちらから 
【定員】150名
 

 
【日時】2022年12月2日(金)13:00~17:00
   (受付開始 12:15~)
【会場】ブリーゼプラザ
    大阪市北区梅田2-4-9
    ブリーゼタワー8F   地図はこちらから 
【定員】50名

 
【日時】2022年11月25日(金)13:00~17:00
   (受付開始 12:15~)
【会場】ミーティングスペースAP新橋
    東京都港区新橋1丁目12-9
    新橋プレイス 3F                                           地図はこちらから 
【定員】150名
 

 

 
【日時】2022年12月2日(金)13:00~17:00
   (受付開始 12:15~)
【会場】ブリーゼプラザ
    大阪市北区梅田2-4-9
    ブリーゼタワー8F 地図                                                  地図はこちらから 
【定員】50名

 
 
講師・講演内容



企業・大学/講師  講演タイトル 講演要旨 

東京大学大学院薬学系研究科
教授
内山 真伸 様

理論と実験で拓く化学薬学研究
 有機化学・生命科学・物質科学には、「手に取り出すことのできないもの」「目には見えないもの」などが多数存在します。有機合成における遷移構造、不安定高活性種や、物質の性質、軌道間相互作用などもその一つです。生命現象における、吸収・分布・代謝・排泄もどれをとっても「手に取り出すことのできない」化学です。これらをいかに”化学の言葉”として理解し、物質や機能を合理的にデザインするかが物質創製・機能創出にとても重要です。
私たちの研究室では、「実験化学」を縦糸に、「理論計算」を横糸に組み合わせて、分子の性質・構造・反応・機能などについて研究しています。経験と実測を得意とする『実験化学』に、予測性を持った『理論計算』が加わると、分子変換・物質科学・生命科学研究に新たな世界が広がります。理論計算によって得られる三次元構造や立体電子構造は実験化学者の直感を刺激し、また計算化学により思いがけない未知の構造や機能と出会うこともあります。これまで理論化学者に限られてきた計算化学を実験化学に融合することは新たな可能性に満ちています。
本講演では、実験と理論の融合による「多成分連結反応、連続反応、触媒反応の理論解析と新反応開発」「生合成経路の理論解析」から「理論計算と合成化学で拓く未踏元素/結合/構造化学」「理論計算と実験化学のインテグレーション物質創製(近赤外利活用分子・外部刺激応答色素の創製を中心に)」などについて紹介します。

元 科学警察研究所

鈴木 真一 様
法科学と分析化学
現在の犯罪の立証には、理論が確立された分析化学の手法による客観的な「証拠」が公判の維持に必要であるのは当然のことであるが、フライ基準やドーヴァート基準といったより厳密な要素を要求される。米国には連邦証拠法があり、規定が明確であるが、近年アメリカ科学アカデミーから辛辣な報告書が成本として上梓されている。本講演では、これまでに行ってきた「微細証拠物件」の分析法の開発を中心として、法科学と分析化学の進歩について述べる。

帝人株式会社
構造解析センター
菅沼 こと 様
高機能材料開発を支えるNMRを用いた化学構造解析
当社では、多種多様な高機能素材を開発しております。その種類は多岐にわたりますが、いずれの材料も1つの成分で成り立っていることは無く、複数の成分から構成されております。また、高機能を達成するためには、材料をより緻密に設計する必要があります。このような高機能材料の開発において分析技術による支援は必須であり、複雑な混合物の解明や、緻密な構造解析が求められています。本講演では、NMRを用いた混合物の構造解析や微細構造解析に関する事例を紹介いたします。